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Dr.テッパン&ちぃカナの女のウェルビーイング!

Dr.テッパン&ちぃカナの女のウェルビーイング!
Dr.テッパン&ちぃカナの女のウェルビーイング!
出典: 国立がん研究センターがん情報サービス
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こんにちは、Dr. テッパンです。 乳がんは日本人女性の9人に1人が罹患すると言われ、女性のがんの部位別トップです。40〜50代の発症が多く、この年代は、家庭でも職場でも中核を担うため周囲にも影響します。患者さん一人だけではなく、子育てや介護にも関わる「家族の問題」であり、社会全体で向き合うべき課題と言えるでしょう。

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出典 :国立がん研究センターがん情報サービス
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こんにちは。私の名前は、ちぃカナです。可愛い顔して48歳の乳がん患者です。 乳がん患者のリアルを描いた創作劇ブレ恋には、正しい医療情報がたくさん、わかりやすく盛り込まれています。医療監修の中山紗由香(なかやま さゆか)先生の献身的な協力があってこその賜物でした。紗由香先生の特別インタビューをお読みください!

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女のウェルビーイング突撃インタビュー

乳腺専門医 中山紗由香先生
(昭和大学乳腺外科/むらさき乳腺クリニック五反田)

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紗由香先生、こんにちは。さっそくですが、日本人女性に乳がんは多いみたいですね。先生は1日にどれくらいの患者さんを診察したり、何人くらい手術なさるのですか?

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こんにちは、ちぃカナさん。乳がんは日本で増え続け、現在9人に1人の女性が乳がんと診断されています。その一方で、早期に診断された場合は治せる可能性の高いがんとしても知られています。

でも日本人は検診受診率が低いので、これを読まれる方は、ぜひ積極的にがん検診を受けて早期発見に努めていただきたいと思います。

私は都内の大学病院で週に1〜2日手術を担当し、また週に1〜2日外来を担当しています。手術日は多くて3人(件)担当します。外来の診察人数は日によって違いますが、おおよそ30分に3〜5人程度の患者さんを診させていただいています。

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大勢の患者さんがいらっしゃるのですね。先生からご覧になって、乳がんに罹患した女性たちに共通する悩みはありますか?

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それぞれの患者さんによって悩みや苦しみは大きく違うと感じています。

乳がんと診断されたところで大きく立ち止まり、治療がどうであれ、「がんである事実が受け入れられない」「手術が怖い」「抗がん剤で髪の毛が抜けるのがどうしてもいや」「頼れる人が身近にいない」「お金の心配」、、、など。

患者さんそれぞれの背景も感じ方も違うため、どうしたら納得して前に進んでもらえるか、時には時間をかけて患者さんと家族、コメディカル(看護師、薬剤師、技師、ソーシャルワーカーなど)と相談しながら話を進めていきます。

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治療までのプロセスが大切なのですね。ところで、紗由香先生がブレ恋に医療監修として関わった理由や目的は何ですか?

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特別大きな理由や目的はありませんでした。正直、こんなに大きな企画になると当初は想像していなかったので(笑)

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(笑)SARAに騙された?みたいな?

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2021年3月20日 ブレ恋舞台公演アフタートークにて中山先生(左)と脚本・演出の鹽野佐和子SARA(右)
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実は、私がSARAさんと診察室で初めてお会いした時は、心に大きな傷を負い、治療に対して前向きな姿なんて想像できないほどでした。

当時、私ができることは話を聞いただけだったと思いますが、何度かお会いし、治療が進んでいくなかでだんだんとSARAさんが少しずつ前を向き、自分らしさを取り戻しているように感じた頃に、ブレ恋のお話を初めて聞いたと記憶しています。

「あんなに傷ついた記憶を掘り起こして、舞台にしたいなんて、すごいな、逞しいな」と思いました。
「話を聞くことしかできなかった私が、ブレ恋に携わることでSARAさんが頑張れるなら手伝おう!」という気持ちでした。

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「患者を応援したい!」という紗由香先生の愛ですね(ジーン)。 で、医療監修としては何を心がけましたか?

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乳がんと診断された方や、家族が乳がんで亡くなった方など、乳がんによって傷ついてしまった方が観ても、誤解したり、さらに傷つくことがないように…ということに一番気を付けました。

また「乳がん=怖い」「手術、抗がん剤=辛い」というイメージがわずかでも軽減されたら、という気持ちがあったので、少しでも希望がもてるような場面にしてほしいと頼んだ記憶があります。

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ブレ恋のワンシーン:「恋する標準治療!」を歌うヒロイン佳菜(辻しのぶ)。紗由香先生の「希望が感じられる歌にしたい」という願いによって「私のガンはどんなガンかな?どんなガンでも一人じゃない」という歌詞が生まれた。
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確かにブレ恋は楽しいシーンがいっぱいです。ブレ恋ではリアルな乳がん患者さん三人がプロ俳優さんと共演していましたが、ドクターとしてどのように思われましたか?

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コロナ禍だったので、公演前に稽古を見学に行きたいと思いつつ機会が持てませんでした。どんな様子なのか想像つかなかったのですが、初めて舞台を見て、乳がん患者さんの楽しそうな姿がとても印象的でした。

ブレ恋のプレビュー動画
ブレ恋のワンシーンより:乳がん患者役はプロ俳優とリアルなサバイバーの夢の共演だった。
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ブレ恋に関わってきて思うこと、またブレ恋舞台映像の上映会がじわじわ広がり続けていることについてコメントください。

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こんなに大きな企画として続くとは思っていなかったので今は純粋に驚いています。

見た方によって受け取り方は様々だと思いますが、「乳がん」という他人ごとではない病気があることをまず知ってもらえたらと思います。

その乳がんの治療を進めていくのは大変で、時には何かを失ったように感じる時もあると思いますが、舞台の主人公のように「迷いながらも前に進んだ先に、また自分らしい道があるかもしれない」と、希望を感じてくれたら、さらにうれしいな、と思います。

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本当にそうですね! では、最後の質問です。紗由香先生が、乳腺専門医としてこれから目指すところをお願いします!

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もちろん目指すべきところは乳癌死ゼロ!その目標に向かって世界中の乳腺医が日々努力を続けています。
私もその1人でありたいと思いますが、まだまだ患者さんの悩みを解決できるところまで医療が到達していないのが現状です。

さらに医療が患者さんの悩みをすべて解決できるわけではなく、医療が進歩した先にさらに問題があることも多々あります。
患者さん一人一人が納得して次へ進められるようにどうすればいいのか、、、悩み続けるのが乳腺専門医として目指すところかもしれません。

乳がんのせいで大きく傷ついてしまう患者さんが少しでも減ってほしい、もし傷ついてもまた前を向ける世の中であってほしいと願い、そのためにできることをこれからもコツコツ続けていきたいと思います。

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先生の熱く優しい思いに感動しました!ありがとうございました💓

Dr. 中山紗由香(Sayuka Nakayama)プロフィール

検診マンモグラフィ読影医師/乳腺超音波読影医師/がん治療認定医/
外科専門医/遺伝性腫瘍専門医/乳腺認定医・専門医/リンパ浮腫療法士

2013年3月 昭和大学 医学部卒業
2013年4月 昭和大学付属 藤が丘病院初期臨床研修医
2015年4月 昭和大学病院乳腺外科 助教(医科)
2019年7月 NTT東日本関東病院 乳腺外科立ち上げ
2021年1月 昭和大学病院乳腺外科 助教
2022年10月 昭和大学 大学院生

研究テーマ:
非浸潤癌の非手術への可能性
薬剤性肺炎の発症頻度やリスク因子
免疫チェックポイント阻害剤の効果予測因子

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ブレ恋の協賛医療施設は次のとおりです。 「私の体、なんかおかしい?」と思うことがあったら、 各施設に直接お気軽にご相談くださいね。

むらさき乳腺クリニック五反田(乳腺科・婦人科・リンパ浮腫外来・乳がん検診

ナグモクリニック
東京院・銀座院・名古屋院・大阪院・福岡院(乳腺科・婦人科・形成外科・乳がん検診

女性医療クリニックLUNA(女性泌尿器科・乳がん検診

BMC Clinic 南青山(医療アートメイク)

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