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【報告】能登の復興を応援した春夏を振り返って…。

【報告】能登の復興を応援した春夏を振り返って...。

2024年は大きな地震災害で年が開け、日本の誰にとっても心の痛む新年となりました。
THE RABBITS’ BASEは4月21日に能登を支援するイベントNOTO AID+を横浜市戸塚区の男女共同参画センター横浜で開催(共催:一般社団法人日本音楽技術協会)。会場と配信のお客様からお預かりしたご寄付を能登へお贈りしました。

そして8月初旬、THE RABBITS’ BASE代表の鹽野佐和子SARA(しおのさわこ さら)が、初めて能登を訪問することができました。

金沢の協賛企業さま訪問

まずは北陸新幹線で金沢へ
ここでNOTO AID+にご協賛いただいた二つの企業の代表者様にお会いしました。
株式会社管理工学研究所北陸分室 代表取締役社長の金谷直己さま(左)と、イーストメディック株式会社代表取締役の栗田俊治さま(右)です。
お二人は「横浜から北陸を応援してくれるのが嬉しい」とおっしゃって、見ず知らずの私たちにご協賛くださいました。ようやく、直接お会いして感謝状をお渡し、お礼をお伝えできて、感激でした。

被災現地を訪問

翌日は、電車で能登半島の奥を目指して行けるところまで行ってみようと朝早くに宿を出発。
IR石川で七尾市まで行き、そこから、のと鉄道で穴水町まで行くことができました。

穴水は奥能登よりずっと手前ですが、写真のような被害を受けていました。実は写真よりもっと被害の大きな建物がたくさんあったのですが、個人のお住まいであるため掲載していません。
地震発生から8ヶ月経つというのに、道路も建物も被災当時のままです。いえ、もしかすると、当時より風雨を受けている分、状態は悪くなっているかもしれません。

この日は、ボランティアセンターの前で、大学生たちが、かき氷などを「炊き出し」していました。(かき氷でも「炊き出し」と言うのですね)

立ち寄った靴とバッグのお店の店員さんは、お昼は仮設住宅へ帰って食べるとのことでした。店舗ではまだ水道が通っていないためです。

さて、お昼を食べようと思いましたが、開いていたのはケーキ屋さん1軒とお寿司屋さん1軒のみ。
ケーキ屋さんでお土産のクッキーを買い、お寿司屋さんで「握り」を注文。あっさりとした白身のネタが美味しかったです。大将がおっしゃるに、お店を再開してまだ1ヶ月。
穴水では被害で潰れている家の隣に、何ごともなかったかのように見えるお宅があり、不思議だったので、大将に伺ってみました。すると「前の地震(2007年)のときに修繕したり、建て替えた家は今回の被害が出なかったけど、それより前のは壊れたように見える」とのことでした。

横浜の協賛企業様にご報告

ところ変わって横浜です!横浜からご協賛いただいた合同会社SIP代表の大塚孝之様、そして株式会社エリアプロジェクト代表の小杉駿介様に能登現地の状況を報告し、感謝状もお渡しできました。
実は、NOTO AID+で、大塚さんは小道具係としてお手伝いいただき、小杉さんには、家具の耐震についてトークをしていただきました。お二人とも、現地の様子をじっくり聞いてくださいました。

NOTO AID+から寄付した「ボラバス」

最後にご紹介するのは、認定NPO法人かながわ311ネットワークが運営する「ボラバス」ことボランティアバス。NOTO AID+のご寄付を送らせていただいたプロジェクトです。
50名が乗れる大型バスですが、当時(6月末)は能登側で一度に20人以上受け入れるのが難しかったので、定員が制限されていました。ボラバスは金曜夜に横浜を出発し、皆さんは車中泊をして土曜日に能登で支援を行い、土曜夜に現地を出発。日曜に横浜に帰るというハードスケジュールでした。

NOTO AID+では、他に奥能登の医療支援、保育事業の支援にも寄付させていただきました。詳しくはこちらをご覧ください。

あらためて、ありがとうございました。 

THE RABBITS’ BASEが急遽開催した4月のNOTO AID+。それは、これからの私たちの道のりにおけるマイルストーンになりました。
能登の被害の大きさを目の当たりにすると、私たちが送った寄付は焼石に水でしかありませんでしたが、自分たちなりにエンタメで社会貢献をする、という目標をしっかり実践できたと思います。
NOTO AID+にご協力いただいた皆様、あらためて、心から感謝申し上げます。ありがとうございました。